手織り手紡ぎ工房の初夏のベスト、仕立て上がり

9/10/2018

さをり65(SAORI65) はおりもの・セーター他 手織り 綿・麻など

t f B! P L
トルソーって「人台-じんだい-」って言うんだって。
その昔うちにはその人台があった。
母が授業で自分のサイズで作らされたと話していた。

幼かった頃は「2階のまち針の人」と呼んでいた。
なぜって、表面にまち針が刺さっていたから。
痛くないのかな?
どうして頭がないのかな?
なんで手と足がないのかな?
と真剣に心配してしまうくらい幼い頃の話。

残念ながらその人台はもううちにはいないので、ハンガーの中にバスタオルを仕込んで撮ってみた。
初夏のベスト仕立て上がり・前から
「いない」と表現するあたり、かなりあの頃の影響が…(^^ゞ

我が家には珍しく縁あってラメ糸がやってきたので、ところどころ入れてみたんだけれど、ほとんどわからない(T-T)
初夏のベスト・ラメ糸がところどころに入っている
基本2段づつ、胸元に一箇所だけ4段にして入っているのだけれど…、わかんらん!
目立ってもクドくなるだけだから、ちょうどいいと言えばちょうどいいのかも。

後ろ姿はこんな感じ。

仕立て方って、自分でよくわかっていないから、どうしたら表現できるのかがわからない(^^ゞ

大幅に横幅が縮んだので、できるだけ縫い代を少なくするために手縫いにしてみた。
ミシンで仕立てたら織り地が負けてしまうかも、と思ったのもあるんだけれどね。
ミシン目を隠せるほどの余裕がない!
という本当の理由は、ナ・イ・ショ(⌒▽⌒)♪
初夏のベスト・縫い目の一部
2枚重ねて表に出る方を見ながら、織耳をまつり縫い。
裏になる方を見ながら、織耳付近を並縫い。
縫い始めと縫い終わりに、かんぬきどめ・もどき。
きちんとできている自信がないから”もどき”付き(^_^)v

縫い目が目立たないのは、経糸と同じ糸で縫ったから(⌒▽⌒)♪
手持ちも手縫い糸が太かったのと、ミシン糸じゃやっぱり馴染まないかな?と思ったもので、これは怪我の功名?

ちなみに裁縫箱に入っていたのがこれ↓。
手縫い糸が20/3、経糸がたぶん30/2。
年季の入った手縫い糸の上にある、ちょっと細い糸が今回の経糸。

背中の補強に、背伏せをヒントにバイアステープを当ててみた。
初夏のベスト・背縫いの補強にバイアステープ

初夏のベスト・背縫いの補強に使用したバイアステープ
おやー?
これはいつぞや「コスパが悪い」と母が言っていたバイアステープではないの…(^^ゞ
便利だから連れて帰ろうってなったんだっけ?

このバイアステープ、ポリエステル65%・綿35%の縁取り用。
開こうと思ってアイロンかけたら、これも縮んだ(^^ゞ
長めに切っておいて本当に良かった…。

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